日当たりの悪い家の売り方。

不動産マーケティング

日当たりの悪い家の売り方。

日当たりの悪い家を売る方法、わかりますか?
4棟現場なんだけど、2棟はどうしても日当たりが悪い・・・よくあることです。

そんな時、この原理原則を理解しておくと解決策が浮かんできます。
それは、人は苦痛を逃れるか、快楽を得るために商品を購入するということです。

重要なのでもう一度言いますが、
人がモノを購入するのは、苦痛を逃れるか、快楽を得るため。それ以外の理由はありません。

マーケティングの世界では基本中のキホンですが意外と知らない人が多い原則です。
これは、人間の本能のようなものですから、決して逃れることはできません。逆に言えば、これさえうまく利用できれば商品を売るのはかなりラクになります。

例えば、先程の日当たりの悪い家。
考え方はこうです。

まず最初に、
日当たりが悪いことを喜ぶ人は誰?
日当たりが悪くても気にならない人は誰? ということを考えます。

人がモノを買うのは苦痛から逃れるためですから、日当たりの良さより悪さを好む人がいれば、その人にとって日当たりの悪い家は自分の苦痛をやわらげてくれるモノになります。そんな人はいないか?まず考えてみるのです。

実際に、ある会社でやってみたのですが、その時出て来た答えは以下のようなものでした。

・夜勤のある工場の人
・看護師さん
・水商売の人
・作家・文筆業
・新聞記者

夜と昼が逆転するような生活をしている人であれば、日当たりの悪さは気にならないのではないかというのが結論でした。ターゲットが決まれば、あとはターゲットを探して営業するだけ。住宅地図を出して近くで夜中も稼働している工場や大きな病院がないかをチェックします。

チェックできたら工場の社宅や病院の社宅がないかを探してチラシをポスティング。それ以外の水商売の人や作家、新聞記者は探す方法がないので近隣の賃貸マンションをピックアップ。そこにも同じようにチラシをポスティング。そんな作業を繰り返しました。

最終的に購入した人は、近くの賃貸マンションに住む某スポーツ新聞の記者。
朝方まで仕事することが多く、賃貸マンションでは遮光カーテンを2枚重ねて生活していたそうです。
まさに、想定した客層でした。

もちろん、いつもこんなにうまくいくとは限りません。しかし、原理原則を理解しておくと成約率は確実に上がります。人は苦痛を逃れ、快楽を求める生きもの。あなたもぜひ参考にしてみてください。

 

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