野菜の無人販売所ってご存知ですか?
東京や神奈川でも少しのどかなところに行けばよく見かけるあれです。
以前、野菜の無人販売をやっている農家の方にこんな話を聞いたことがあります。それは、ゴミの日は野菜が3倍売れるということ。ゴミの日に野菜が普段の3倍売れる???とは驚きですが、からくりはこうです。
普段は、ぽつぽつ程度しか売れない野菜の無人販売所。
ある時、そんな無人販売所でも野菜が完売する日があることに気づいたそうです。
はじめは大して気にも留めなかったそうですが何度も続くとその理由を知りたくなるもの。日付をカレンダーに記入していくと、その日がゴミの収集日だということに気づいたのです。
ゴミの収集日に売れるのは、その無人販売所のすぐ先に近所の方のゴミ集積所があるから。実は、近所の人が朝ゴミを捨てにいくついでに野菜を買っていたのです。それを知ってからは、ゴミ収集日に無人集積所に置く野菜を徐々に増やしていったそうです。最終的には、平日の3倍まで増量。それでもほとんどが売れてしまうそうです。何がいいたいのかというと人間の行動パターンを理解すると商品が売れるということです。
人間はラクをしたがる生き物です。新鮮な野菜の無人販売所がすぐそばにあってもわざわざ買いに行くことはしません。しかし、ついでがあれば躊躇なく購入します。
多くの新築一戸建てを売る会社は、お客様は必死になって情報収集すると思っています。
いろんな不動産会社に問い合わせをするだろうからレインズやアットホームに登録しておけばきっと自社の物件情報も伝わるだろうと考えています。しかし、現実はそんな人ばかりではありません。
たまたまチラシを見たから・・・
偶然、前を通りかかったから・・・
ネットで検索したら出てたので・・・
そんな例は数えきれないほどあります。一生に一度の買物をそんな簡単に決める人がいるの?と思うかもしれませんが、それが現実。だからこそ、お客様の目に触れる場所にはこれでもかというぐらいあなたの物件情報を置いておかなければいけないのです。
あなたの物件が売れないのは、価格のせいでも、場所のせいでも、建物のせい、でもありません。
売れない理由の9割はお客様に知られていないこと。
まずは、お客様にあなたの物件の存在を知らせましょう。
存在を知らない限り買うことはできないのですから。
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