中小企業と大企業で圧倒的に差が出ることのひとつが人材採用とその育成。
正直、これが上手いか下手かで会社の成長スピードは大きく変わります。
中小企業に関わらず、どんな会社も欲しいのは優秀な人材。そこで考えなければいけないのが、優秀な人材とはどんな人材のことなのかということ。これを具体的にイメージすることが、優秀な人材を確保するための第一歩となります。
まあ、会社によって求める人材は違うと思いますが、一般的に優秀な人材とは、「積極的に仕事に取り組む人」や、「自分で課題を見つけ、それを克服するような人」でしょう。だとすれば、そんな人材が会社に対して何を求めるかを考え、それを提供できるようにしておけば、優秀な人材はあなたの会社に集まりやすくなるということです。
仕事柄、人材採用の面接に参加することも多いのですが、私が採用の際に注目するのは、人柄と成長意欲。正直、キャリアや能力よりこの2つの方を重視します。
もちろん、キャリアや能力はあるに越したことはありませんが、人によっては過去の成功体験が逆に将来の成長を妨げることにもなります。それを防ぐ意味でも、人柄と成長意欲は大事なのです。
とりわけ、中小企業の場合は大企業のように給与や手当、福利厚生などを充実させることはできません。ある意味、大企業より劣った条件で優秀な人材を確保しなければいけないのですから、大企業にない魅力を備えることが大事です。
そこで考えて欲しいのが、社員の育成(成長)システムです。つまり、あなたの会社に入社するとどのように社員が成長できるのかを具体的に示してあげることです。
優秀な人材ほど自己成長に関心があります。自分の将来やキャリアについて真剣に考えています。しかし、働きながら資格を取ったりキャリアを積むことは簡単ではありません。だとすれば、それがあなたの会社で実現できるようにしてあげれば、そんな人材にとってはあなたの会社は理想とする会社になります。
資格の取得に対する会社のフォローが充実している、資格取得の援助がある、なども会社の魅力をあげる一つの手段。あなたの会社に入ることによって、自分のキャリアがどのように上がっていくのかを具体的な方策を示してあげるだけで、あなたの会社の魅力は大きく変わってきます。
大切なことは、社員が成長するシステムを社内に設けること。そして、それをアピールすること。それだけで、そこそこの給与でもやる気のある人材が集まってきます。お試しください。
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