営業出身の不動産会社の経営者が陥る深い罠とは?

不動産会社経営

営業出身の不動産会社の経営者が陥る深い罠とは?

先日、ある人が興味深いことを言っていました。それは、営業出身の経営者は、ビジネスの立ち上がりはいいが、そこから伸び悩む人が多い、ということ。

原因は「売上は足で稼ぐもんだ」という固定概念から、先行投資をしないことにあるのではないか、と言います。具体的には、広告宣伝費を使わないとか、新規客のアフタフォローが不十分だとか、ビジネスの仕組みを考える時間を持たない
等々。

先行投資をしないから、足で稼ぐ、
足で稼ぐから、売上に限界が出る、
社長自ら働いた方が利益が出やすいから、
人に任せず自分でやる、
自分一人でやるから、
忙しくなってサービスの質が下がる、
サービスの質が下がるから、売上が落ちる、
売上が落ちると暇になるから、
足で稼ぐ時間が増える、
足で稼ぐ時間が増えると、また売上が上がる

そして、売上が上がるとまた・・・
これの繰り返し。

結局、自分一人の売上の壁から抜けられず、負のループを回り続けることになる。正直、私も営業出身ですからこの理屈はよくわかります。

私たちの時代は、まさに営業は足で稼ぐものの典型のような時代。飛び込み、電話営業全盛期で、足で稼ぐことが美徳とされていました。効率良く稼ぐなんてのは、悪。頭を使うより体を使え、という時代でした。だから、ついつい自分に頼ってしまう。何もかも自分でやろうとしてしまいます。しかし、現実は厳しい。

自分一人でできることは限られていますし、何しろ時間がない。時間がなければ新しい知識は増やせませんから、いつまでも旧式の知識、自分の知っている知識の中でしかビジネスができません。当然、今のような変化の激しい時代にはついていけませんから、時代に取り残されてしまうことになります。

大切なことは、自分一人ですべてをこなさないということ。限られた時間を有効に活用するには、人に頼ること。あなたの知らない知識やノウハウを持っている人をうまく利用することです。実際、私たちコンサルタントも自分の得意分野でないことは、得意なコンサルタントにコンサルを受けます。

ゴルフのタイガーウッズがコーチをつけるように、どんなに優れたアスリートもオリンピックで金メダルを取るような人は、例外なく専門のコーチを雇います。

もしあなたが飛躍したいなら、一番簡単な方法は、誰かに頼ること、苦手な分野は誰かに代わってやってもらうことです。それだけで、意外なほど簡単に売上は伸びます。お試しください。

 

ピックアップ記事

  1. 中小建売会社が利用すべき大手ハウスメーカーの知恵。
  2. 幹線道路沿いの不動産を売るための効果的なテクニック。
  3. 不動産会社が知っておくべき商品認知度と値下げの関係。
  4. 「いい建売住宅をつくれば売れる」は幻想です。
  5. 知らないでは済まされない!現場管理と売上の関係。

関連記事

  1. 不動産会社の社長は今すぐスマホに変えなさい!

    不動産会社経営

    不動産会社の社長は今すぐスマホに変えなさい!

    あなたの携帯電話はガラケーですか、スマホですか? 今時、ガラケーと…

  2. 中小不動産会社はお金をかけずにブランド化しなさい!

    不動産会社経営

    中小不動産会社はお金をかけずにブランド化しなさい!

    最近、ブランド力を強化したいという相談が増えています。少しでもライバル…

  3. 建売用地、高値買いできる建売会社になるために必要なこと。

    不動産会社経営

    建売用地、高値買いできる建売会社になるために必要なこと。

    建売住宅は、仕入れに始まり仕入れに終わると、言う人がいます。ほとんどの…

  4. 中小建売業社は大手不動産会社に依存してはいけない。

    不動産会社経営

    中小建売業社は大手不動産会社に依存してはいけない。

    中小建売業者さんのなかには、販売は大手不動産仲介会社に任せる、という会…

  5. これからの建売業者に必要な意外な力とは?

    不動産会社経営

    これからの建売業者に必要な意外な力とは?

    これからの建売業者にとって最も必要な能力それは、セールス力です。 …

  6. 不動産会社経営、あなたは間違った社員管理をしていませんか?

    不動産会社経営

    不動産会社経営、あなたは間違った社員管理をしていませんか?

    不動産会社の経営者には2つのタイプがあります。 ひとつは、厳しく社…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 新築分譲住宅、建てれば売れる時代の終焉。
  2. あなたの物件が常に営業マンから注目される方法。
  3. 建売業者も営業力の時代。
  4. 売れるかどうかは物件以外の要素で決まる!
  5. 売れない不動産情報を生き返らせる方法。

おすすめの記事

  1. プロダクトアウトの時代からマーケットインの時代へ。
  2. 不動産売却、鉄板の販売法則とは?
  3. 倒産する恐れのある建売会社の社長に共通する性格。
  4. 不動産営業、お客様の感情を刺激する手っ取り早い方法とは?
  5. あなたならどうする?用地仕入れの失敗を挽回する方法。
  1. 未来工業に学ぶ、非常識な不動産会社のススメ。

    不動産会社経営

    未来工業に学ぶ、非常識な不動産会社のススメ。
  2. えっ本当?売れる物件を作りたいならお客様の声を聞いてはいけない。

    不動産マーケティング

    えっ本当?売れる物件を作りたいならお客様の声を聞いてはいけない。
  3. 苦戦必至エリアで勝つために必要なこと。

    不動産マーケティング

    苦戦必至エリアで勝つために必要なこと。
  4. 売れる不動産会社は、全ての人を満足させようとしてはいけない。

    不動産マーケティング

    売れる不動産会社は、すべての人を満足させようとしない。
  5. 不動産広告にマイナス表現は必要か?

    不動産広告

    不動産広告にマイナス表現は必要か?
PAGE TOP