売れる建売会社になりたいなら顧客接点を見直せ!

不動産会社経営

売れる建売会社になりたいなら顧客接点を見直せ!

あなたの会社の建売住宅をあなたの販売エリアでNo. 1にする。そのために必要なことって何かわかりますか?なかなか難しい質問ですが、私は仲介業者をあなたの会社のファンにすることだと思っています。

多くの建売業者さんは、レインズやアットホーム、そして知り合いの仲介業者を通じて自社の建売住宅を販売しています。売主直売で販売している会社もありますが、No. 1にするのであれば直販より仲介業者を利用した方が効率的。利益率は下がるかもしれませんが売り上げは伸びます。

その理由はなぜか?それは見込み客との接点が増えるから。見込み客にあなたの物件を紹介する機会(これを顧客接点といいますが)顧客接点が増えれば増えるほど売れる確率は高くなるからです。

そしてもうひとつ重要なことは、この顧客接点が濃ければ濃いほど売れる確率はもっと高まるということ。顧客接点が濃い、とはどういうことかというと、見込み客に接するときに、営業マンが積極的にその物件を勧めるかどうかということ。営業マンが自信を持って、その物件を勧めることができるかどうかによって顧客接点は濃くなります。

当たり前といえば当たり前の話しですが、営業マン自身がその物件のことをよく理解し、好きになっていれば自然と熱心に説明できるもの。その情熱は意図しなくてもお客様に伝わるものです。そんな情熱を持って伝えられる物件にあなたの物件がなれるかどうかがポイントです。

そのためには、まず仲介業者をあなたの会社のファンにすることが必要です。ファンにする方法をいくつか挙げるとまず、仲介業者が売りやすい環境を提供することでしょう。販売物件の資料を充実させたり、販売図面をわかりやすくすることです。現地の写真はもちろん、小中学校までの距離や時間など、営業マンがわざわざ調べなくても済むようにしてあげることが大切です。他にも現地の写真や動画なども効果的です。

実際、あなたもレインズを利用してみるとわかりますが、写真が登録されている物件はほとんどありません。現地を見るのが営業マンの仕事ではありますが、事前に見られればそれに越したことはありません。

他にも、販売図面に地番表記をしている会社がありますが、これは住居表示に変えるべきです。営業マンからすれば地番表記は場所がわからないので意味がありません。カーナビやインターネットで調べられる表記に変えるべきです。

これらはほんの一例ですが、とにかく営業マンが楽をできるようにすること。営業マンから重宝がられる会社に変えることです。そうすれば自然とあなたの会社のファンになります。ファンになれば当然、その会社の物件は勧めたくなるもの。あなたの会社の市場での認知率も上がり、ブランド力もつきます。

あなたの会社は仲介業者から好かれていますか?
まずは、仲介業者を味方につけましょう。あなたの会社のファンにしましょう。
それだけで売り上げは簡単にアップしますよ。

 

ピックアップ記事

  1. 売れ筋じゃない物件を即決物件に変えるコツ。
  2. 不動産営業は、説得から体感の時代へ。
  3. レインズでわかる、あなたの物件の本当の認知度。
  4. 経営者必見!あなたはどれだけ社長の仕事してますか?
  5. 売れる建売業者になるには広告の知識が必須です。

関連記事

  1. 中小建売業者が生き残るために今何をすべきか?

    不動産会社経営

    中小建売業者が生き残るために今何をすべきか?

    中小建売業者さんと話しをしていると将来について不安を抱えている人が多い…

  2. できる不動産会社の社長は、最低限の仕事しかしない。

    不動産会社経営

    できる不動産会社の社長は、最低限の仕事しかしない。

    今すぐ在庫物件を売りたい、そんな経営者からの相談をよく受けます。そ…

  3. 不動産経営者注目!あの伝説の工務店が犯した失敗とは?

    不動産会社経営

    不動産経営者注目!あの伝説の工務店が犯した失敗とは?

    ある地方に伝説の工務店があります。今から16年前に社長一人ではじめた工…

  4. 会社の成長を妨げるのは社長!?

    不動産会社経営

    会社の成長を妨げるのは社長!?

    ドラッガーの名言に、「ボトルネックは常にボトルの一番上にある」という言…

  5. これだけでOK!ライバルに打ち勝つ戦略の立て方。

    不動産会社経営

    これだけでOK!ライバル業者に打ち勝つ戦略の立て方。

    コンサルティングをしているとよく質問されるのが、「ライバルに勝つにはど…

  6. 老舗不動産会社の社内改革が進まない理由。

    不動産会社経営

    老舗不動産会社の社内改革が進まない本当の理由。

    ある地方の不動産会社をコンサルティングしたときのこと。 その不動産…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. 間違いだらけの新築住宅の見せ方
  2. 弱点のある不動産の売り方。
  3. 急成長企業に学ぶ、これから売れる新築分譲住宅。
  4. 新築一戸建て会社はゴミの日の法則に学べ。

おすすめの記事

  1. 売れる不動産会社になりたいなら商品に惚れ込んではいけない。
  2. 建売会社の社長の常識は世間の非常識!?
  3. 中小建売業者が狙うべきプレミア消費層とは?
  4. 売れる新築住宅をつくるための意外な質問とは?
  5. 売れ行きを左右するビジネスの大原則とは?
  1. 儲かる不動産会社になるための唯一の方法。

    不動産会社経営

    儲かる不動産会社になるための唯一の方法。
  2. あなたの物件の評価を下げる意外なポイント。

    不動産マーケティング

    あなたの物件の評価を下げる意外なポイント。
  3. 建売会社が信じる間違った広告常識。

    不動産広告

    建売会社が信じる間違った広告常識。
  4. ジャパネットに学ぶ!売れる建売会社になるための3つのポイント。

    不動産マーケティング

    ジャパネットに学ぶ!売れる建売会社になるための3つのポイント。
  5. 売れる不動産会社は、全ての人を満足させようとしてはいけない。

    不動産マーケティング

    売れる不動産会社は、すべての人を満足させようとしない。
PAGE TOP