売れない不動産情報にはある共通したポイントがあります。それは、情報が古びていること。販売図面はもちろん、レインズやアットホームに登録されている情報が古びているのです。情報が古びているとは、最初につくった情報がそのまま掲載されている状態のこと。途中で更新や新しい情報が追加されていないことをいいます。
予算がないから新しい販売図面がつくれない・・・そんな事情もあるのかもしれませんが、大抵は、情報を新しくする必要性を感じていないことが原因。情報を新しくしたところで売れるなんて考えてもいないことが原因です。そのためアットホームを新しく配布する場合でも前回の販売図面をそのまま配布する業者さんがほとんど。何の改良もないまま再配布しています。
果たして、本当に情報を新しくしても効果はないのでしょうか?
実は、これが大間違い。情報は新しくするだけで反応率が大きく変わってくるのです。
その理由は、人間の脳にあります。
神経経済学(ニューロエコノミクス)の最新の研究成果によると、
人間の脳は、入ってきたメッセージをきちんと検討する前に、脳のエネルギー節約ために、その90%以上を捨てているというのです。もちろん、脳はすべての情報を捨てているのではありません。ある判断基準によって不必要だと判断した情報を捨てているのです。
その判断基準がこれ。
「脳は危険、もしくは新しく面白いものでなければ無視する」というもの。
つまり、自分にとっての危険情報や新しい情報、面白い情報は必要な情報で、それ以外は不必要な情報だと判断するのです。その結果、不必要だと判断されれば見てももらえない。存在しないのと同じ扱いになってしまうのです。
だから、あなたの物件に注目してもらうためにはその情報が新しい、もしくは面白いと判断されるようにすることが重要なのです。仮に、前回配布した情報と何も変わっていないとしても、表現やレイアウト、前回伝えていなかったポイントを再掲載して、新しい物件のように見せることが大切なのです。そうするだけで、脳は、新しい情報だと判断してくれるので注目される確率は高まります。注目されれば、当然、売れる確率も高まります。
情報は鮮度が大切。
売れない物件ほど新しい情報のように見せましょう。
それだけでもっと売れるようになりますよ。
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