先日、ある記事を見つけました。倒産する恐れのある会社の社長に共通する性格というものです。10項目出ていましたのでご紹介しましょう。
1、自己中心
2、悪いことはすべて他人のせい
3、嫌いなこと、苦手なことを避ける
4、謝罪できない
5、頭でわかっていても実行できない
6、頼まれたらノーと言えない
7、還元の心がない
8、反省の心がない
9、時間貧乏
10、公私混同
いかがですか?当てはまる部分はあるでしょうか?コンサルタントの仕事をしていると上記のうちのいくつかに当てはまる経営者をよく見かけます。とりわけよく見かけるのは、
「悪いことはすべて他人のせい」
「嫌いなこと、苦手なことを避ける」
「頭でわかっていても実行できない」
「時間貧乏」
という経営者です。
「悪いことはすべて他人のせい」というのは、売上が良くないのは景気が悪いから、仲介業者が悪いから、という建売業者さん。そんな建売業者に限って、もう少し待てば景気も良くなるだろうと、積極的な手は打ちません。ただ、ひたすら待つのみ。会社の存亡をいつも運に任せています。残念なのは、それでも今まで会社が維持できてきたこと。だから、なかなかこの癖から抜け出せません。
次は、「嫌いなこと、苦手なことを避ける」建売業者さん。中小企業の倒産原因の7割以上が、販売不振です。だから、販売力をつけましょうという提案をすることが多いのですが、「販売なんてやったことがない」「営業なんて無理」と最初から否定する建売業者がほとんどです。気持ちはわからないでもありませんが、販売力があるだけで精神的にも経済的にも大きなアドバンテージが生まれます。売り込みしないで売れるノウハウもありますから、苦手だと拒否しないで、まずはチャレンジしてみることが重要です。
そして次が、「頭でわかっていても実行できない」建売業者さん。頭でわかっているだけでも大したもの。行動できないのは失敗を恐れているか、やり方がわからないだけ。できる範囲で一歩を踏み出せば、後は自然に行動できるようになります。ベイビーステップという小さな一歩。失敗しても失うものはないという開き直りさえ持てば、簡単にここからは抜け出せます。
そして最後が、「時間貧乏」。この原因は、仕事の抱え込みがほとんど。自分でなくてもできる仕事はどんどん他人に降りましょう。社長にとって必要なことは考えること。売上に直結するアイデアを考え、指示することです。それ以外の仕事は社長の仕事ではありません。それくらい仕事に優先順位がつけれるようになることが大切です。
あなたは倒産する社長に共通する性格に当てはまっていませんか?仕事がうまくいかないなぁ、と思ったら自己診断してみるといいかもしれませんよ。
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