最近、ホームページについての相談が多くなりました。これからホームページをつくる不動産会社、すでにホームページを持っている不動産会社など様々ですが、どこに頼んだらいいのかわからない、どんなホームページにしたらいいのかわからないというのが、大抵の悩み。
実際、すでにホームページを持っている不動産会社さんのサイトをいくつか拝見しましたが、
・・・? というのが多い。
もちろんこれは不動産会社のせいではありません。つくったホームページ制作会社のせい。なかには、300万円以上の費用をかけてつくった会社もありますが、・・・悲しいサイトになっていました。
実は、私も過去に何度もホームページをつくってきました。
最初につくったのは、1999年。まだ、ホームページが珍しかった時代です。当時のホームページは、とにかく高かった。制作できる会社が少なく、依頼する側の知識もない時代だったので価格は言い値。それでも、新しいモノ好きには重宝されていたため、完全な売り手市場。かなりふっかけられた気がします。
最初のホームページは、見積もりが100万円。会社案内程度のほんの数ページのホームページでしたが、デザインから掲載する文章まですべてこちらが指定。制作会社は、ただそれをサイト上で表示できるようにするだけです。それでも、出来上がりには数ヶ月。費用は当初予算より50%アップ。最終的には150万円となっていました。
もちろん満足なホームページであれば問題なかったのですが、出来上がりは私の思っていたイメージとは全然違うもの。結局、大げんかしてお金だけ払って終わり。ネット上にアップされることなくお金をドブに捨てることになりました。
まあ、この時はたまたま依頼した会社が悪かったのだと思っていましたが、実はその後も、ホームページ制作会社とはお金だけ払って結果に満足できずお蔵入りになったサイトがいくつかあります。それほど、ホームページ制作会社を選ぶのは難しいことです。
問題は何かというと、ホームページ制作会社はホームページのつくり方は知っているけど、どんなホームページをつくると売上が上がるのかというマーケティングの知識は持っていないということ。お客様が何を求めてホームページにやってくるのかを知らないことです。だから、それを求めてホームページを依頼すると、出来上がりのイメージが違ってしまう。カッコイイホームページはつくれるけど売上には貢献しない、そんな高価なデジタル会社案内になってしまうのです。
では、どうしたらホームページ作りで失敗しないのか?
それはホームページ制作会社に依存しないということ。彼らに任せっきりにしないということです。100社ホームページ制作会社があるとすると、99社は使えないホームページ制作会社だといっても過言ではありません。大切なことは、ホームページ制作会社に依頼する前に、あなた自身がどんなホームページをつくると売上に効果があるのかという知識を持つこと。
不動産会社のホームページを見る人はどんな人で、どんな情報を得たいと思ってホームページを見に来るのかを理解することです。それがわからない間は、9分9厘使えないホームページ制作会社の餌食になるだけ。難しい専門用語を駆使されて丸め込まれ、私のようにお金をドブに捨てることになります。
そこのところくれぐれもご注意ください。
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