売れる建売業者になるため必要なこと。それは、差別化です。
お客様が他社の物件ではなく、あなたの物件でなければいけないと言わせるような違い。それをつくらない限り、あなたは売れる建売業者にはなれません。
差別化ができないということは、競合との価格競争に巻き込まれるということ。仮に価格競争で勝てたとしても利益はごく僅か。会社は次第に疲弊していきます。
そうならないためにも差別化は絶対必要なことなのですが、どうもそれに気づいている建売業者さんは少ないのが現実です。横並び意識が強いのか、冒険が嫌いなのか、似たり寄ったりの物件がほとんど。自分では差別化しているつもりなのでしょうが、その違いがよくわかりません。
もっとも、なんでもかんでも他社と違うものをつくればいいというものでもありません。たまに、差別化と称して奇抜な物件をつくる業者さんもありますが、それも本来の差別化とは違います。
差別化には、正しい差別化と間違った差別化があります。
今回は、正しい差別化の方法についてお教えしましょう。
正しい差別化とは、
1.顧客が望んでいて
2.自社が提供でき
3.競合他社は提供できない価値のこと
この3つの要素を満たさないと正しい差別化商品はできません。とりわけ多くの業者さんが間違えるのは、他社が提供していないものを提供することで差別化ができると考えてしまうことです。
ここに欠けているのが、お客様目線。
お客様がその機能なり価値を望んでいるかどうか、それを考えずに差別化しても売れる差別化にはならないということです。そのために必要なことは、まずターゲットとなるお客様を絞り込むことです。
ターゲットが明確でない限り、そのお客様が何を望んでいるのかわかりません。
ターゲットを絞り込み、そのお客様の悩みや欲求を徹底的に考える。
その上で、競合ができないこと、競合が気付いていない価値をあなただけが提供することができれば、あなたの物件は売れる差別化ができるということです。
”敵を知り己を知れば百戦殆からず” に”お客様のニーズ&ウォンツを知る” を加えれば、怖いもの無し。
そんな差別化商品をつくりましょう。
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