多くの経営者が陥る間違った常識があります。それは、ビジネスには売り込みは必要ないという常識です。典型的なのは、医者や弁護士など。弁護士さんは以前は広告も禁止されていたので仕方ないと言えば仕方ないのですが、それでも売り込みのうまい人とそうでない人の年収は比べものにならないほど開いています。
最近は広告が解禁になったため、TVCMも増えその差は開くばかり。慌てて対応策を考えている人もいますが、なにぶん今までやったことのない分野、苦労している人がほとんどです。もっとも、これは弁護士に限ったことではありません。レストランのオーナーしかり、ラーメン屋さんしかり。店を開けたらあとはお客さんが来るのを待つだけ、というビジネスは少なくありません。
確かに、昔はそれでも十分潤いました。お店の数以上に需要があったからです。しかし、今はどうでしょう?長引く景気の低迷で可処分所得は減る一方。それに対して、競合店は増えるばかり。お客様が減ってライバルが増えるばかりですから何もしなければジリ貧になるのは当たり前。売り込みなんて必要ないと思われていた業界でも売り込みのうまさがビジネスの将来を決める条件になってきました。
医者や弁護士、レストランのオーナーでさえ売り込みが必要な時代。当然、不動産業界も売り込みは必要です。売り込みというと聞こえは悪いですが、スマートにいうと、プロモーション。あなたの物件をいかにプロモーションするかで売れ行きは大きく変わってきます。
そのために重要になってくるのが、プロモーションの数です。いかに多くの打ち手を持っているか。それによって成功する確率は変わってきます。というのも、これをやったら必ず成功するというプロモーションはないからです。
必ず成功するチラシもなければ、必ず成功する現場見学会もありません。必ず成功するインターネット広告もなければ必ず成功する接客術もありません。だから、合わせ技で勝負するしかないのが最近のプロモーション事情。プロモーションの仕方をたくさん覚えて一つでも多くプロモーションを打つ。それが成功の確率を上げる唯一の方法です。
まずは、不動産ビジネスにはプロモーションが重要だということを認識しましょう。そして、少しでも多くプロモーションを実行しましょう。その第一歩がライバルを引き離す一歩に繋がります。
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