もし、あなたの物件がいい物件だと思うのに売れない…自信があるのに売れない…のであればその最大の原因は、物件が知られていないことにあるかもしれません。
もちろん、広告はしているでしょうし、レインズにも、アットホームにも情報は流しているかもしれません。しかし、2、3回広告するだけ、レインズやアットホームに情報を掲載するだけではあなたの物件が十分告知できているとは言えないのです。
売主にとって理想的な状態というのは、すべての仲介業者があなたの物件を知っていることです。知っているというのも、なんとなく知っているという状態ではなく、記憶にしっかり残っている状態。こんな条件のお客様が来たらこの物件を紹介しよう、と常に頭の中にある状態です。
そんな状態の仲介業者がひとりでも多くいれば、それだけであなたの物件が売れる確率が高まるということ。そんな状態をつくることが売主の役目、売主の営業活動です。
だから、レインズやアットホームに掲載するのは当然のことですが、それだけでは不十分。なぜなら、掲載されていても仲介業者の脳には記憶されていないからです。
あなたは「エビングハウスの忘却曲線」を知っていますか?
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが、意味のない3つのアルファベットの羅列を、被験者にたくさん覚えさ
せて、その記憶がどれくらいのスピードで忘れられていくかをグラフ化したのが「エビングハウスの忘却曲線」です。
この実験によると記憶は、
・20分後に42%
・1時間後に56%
・1日後に74%
・1週間後に77%
・1ケ月後に79%
忘れてしまうという結果がでました。
この実験からわかったことは、
1、記憶は、覚えた直後にどっと(半分近く)忘れてしまう。
2、残った記憶は、ゆっくり忘れていき、長く保持される。
ということです。
つまり、あなたの情報が掲載されていても、それを見た仲介業者はすぐに忘れてしまうということ。下手をすれば翌日にはあなたの物件のことなど全く覚えていないということです。
では、どうしたらあなたの物件を長く記憶してもらえるのか?
それは、復習させることです。
エビングハウスの忘却曲線に定期的に復習をさせると記憶はよみがえり、次第に定着していくということが証明されています。つまり、あなたがしなければいけないことは、あなたの物件情報を定期的に繰り返し届けること。繰り返し情報を届けることで忘れにくくし、記憶に定着させることです。
あなたの物件はレインズやアットホームに掲載しただけになっていませんか?
レインズやアットホームに情報が掲載されていることと、仲介業者が記憶していることは別です。
仲介業者の脳に記憶を定着させましょう。繰り返し、何度も何度も情報を配信し続けましょう。
ひとりでも多くの仲介業者の脳に記憶を定着させればさせるほど、成約率は上がります。
これ、とっても重要です。
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