売れる新築分譲住宅をつくるのにもっとも重要なこと、何だと思いますか?
こんな質問をされてすぐに答えがでてくる人は、きっと、儲かっている人でしょう。
そして、すぐに答えが出てこない人は今、苦しんでいる人かもしれません。
答え自体は、いろいろあります。だから、どれが正解ということはないのですが、
問題は、そんな問題意識を常に持っているかどうかということ。
あの物件はなんで売れたんだろう?
この物件はどうして売れないんだろうという問題意識を持つこと。
それが、売れる物件をつくるためにもっとも必要なことです。
実は、それができている人がほとんどいません。
実際、あなたはどうでしょうか?
自社の物件が売れた理由、自社の物件が売れない理由、
それらを真剣に考えたことがあるでしょうか?
売れるも売れないも時の運、というのではビジネスとしては少し情けない。
せめて、売れるも売れないもその理由だけはわかっておく必要があります。
なぜなら、理由さえわかれば同じ過ちをしないですむようになるからです。
しかし、理由がわからないまま放置しておくと必ず同じ過ちを犯します。
それが人間というものです。
新築分譲住宅というのは、競合商品の比較的少ない商品です。
日常品とは違って一点物の商品です。
だから、競合商品を研究してそれなりの対策を取れば売るのは難しくありません。
売るのが難しいと感じている人は、競合商品を真剣に研究していないから。
テキトーに調査して、テキトーな希望観測的な価格設定や商品企画で販売をはじめるから
苦しむことになるのです。
では、どうしたらいいのでしょう?
まずは、競合となる他社物件を全てあなたの目で確かめることです。
1軒残らず全て、です。
販売図面を集めて、写真を撮って、そして気がついたことをメモしておく。
自社の物件よりいい点、悪い点をあなたの感覚で記録しておく。
それから、商品を企画することです。
もちろん、すぐに効果がでるとは限りません。
運が良ければ、すぐに効果が出るでしょうし、
運が悪ければ、なかなか効果が出ないこともあるでしょう。
しかし、これはビジネスの基本。
これができない限り、仮に一時的に儲かっても長続きはしません。
最後には、基本ができている会社が勝つようになっているのです。
あなたは基本ができていますか?
基本ができていない人が多い業界です。
基本ができるだけで大きな差別化になりますよ。
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