先日、昔の顧客から電話をいただきました。ご紹介したい方がいるのでお時間いただけませんか?と。
もちろん、顧客からのお誘い、ましてや、お客様のご紹介ですから、入っていた新規の予定はすべてキャンセルして、指定の場所に向かいました。
内容は、顧客のお知り合いで、賃貸物件を探している方がいらっしゃるということで、私をご紹介してくださったようです。とっても嬉しい出来事でしたが、ご紹介していただいた方が、また素晴らしい方でした。
その方は、100年以上続く老舗の呉服店の社長さん。カフェでお会いしたのですが、ひとめで品の良さがわかる佇まいは、育ちの良さなのでしょう、ひときわ輝いていました。もともと、紹介していただいた顧客の方も、有名百貨店でショップを出しているジュエリーデザイナーの方。どちらも品のいい方で、さすが、お金持ち繋がり。品のいい人には品のいいお友達がいらっしゃるということを実感しました。
で、何が言いたいのか?というと、
最近、高額な建売住宅を販売できるようになりたい、という相談をよく受けるのですが、高額な商品を販売するには、それにふさわしい人を採用することが重要だということです。
お金持ちというのは、購買経験が豊富だということ。いろんな高級なサービスを受けた経験があるので、サービスや接客に対する基準が高くなっています。だから、失敗して嫌な思いをしないために、他人の評価を大事にします。つまり、ビジネスも含めて、紹介を多用すると言うこと。
自分の信頼する友人(お金持ち)が良しとしたものを利用することが普通で、新規で探すよりその方が効果的だということを知っています。だから、高額な商品、高額な不動産を売りたいのなら、そんなお金持ちに対応できる素質のある人を採用することが重要です。
要するに、きちんとした人。話し方や、立ち居振る舞い、服装や持ち物などに気を使える人です。人は見た目が9割、という本がありましたが自分の見た目を意識できるということはお金持ちと付き合うためには重要です。あとは、場数を踏んでいくことで徐々にお金持ちとの付き合い方のスキルは学んでいけますが、何しろ素養があるかどうかが大切。そういう部分に気を使えるかどうかは、性格的なものや、育ちが関係しますから採用する時がポイントです。
よくクライアントさんには言うのですが、スターバックスで働いていたような人や、ホテルで働いていた人は、お金持ちへの営業には最適。変に、不動産経験のある人よりもはるかに大化けする可能性があります。
人は見た目が9割。
久しぶりに高いスーツが欲しくなった出来事でした。
この記事へのコメントはありません。