先日、妻が風邪をひいてドラッグストアに行ったときの話。仕事から帰ってきた妻が、ちょっと風邪をひいたかもしれないというので近所のドラッグストアに行くことにしました。いつもなら、近所の病院でもらった風邪薬がいくつか残っているのですが、その日に限って全部切らしていたからです。
翌日、どうしても外せない予定のある彼女。なんとしても今日中に風邪を治したいといいます。季節柄、風邪薬は大きなコーナーが設けられ、その一角に大量に積まれていました。所狭しと置かれている風邪薬。正直、どれを選んでいいのかわかりません。
そんな時、目に飛び込んできたのが、見慣れない風邪薬のPOPです。そのPOPには、こんな言葉が書かれていました。
「どうしても明日までに風邪を治したいあなたへ!」
ゆっくり寝てられないあなたへはこの1本。風邪のひきはじめには特に効果があります。
まさに、彼女の置かれた状況にピッタリ。あまり有名な風邪薬ではありませんし、他の風邪薬より少し高めでしたが即決。栄養ドリンクと一緒に買って帰りました。
実はこれ、あなたの不動産を売るのと同じ。大量に積まれた風邪薬は、不動産情報サイトやレインズ(不動産業者専用の不動産サイト)に掲載された物件情報の山と同じ。営業マンにとっても、お客様にとっても大量の情報から何を選ぼうか迷っている状況です。
大切なのは、この情報の山からあなたの物件が選ばれやすいようにすること。どんなに立派な家をつくっても、情報の山に埋もれてしまっては、その価値は伝わりません。
今回、ドラッグストアでは、大量の風邪薬の中からPOPの言葉が私たちの目に止まりました。正直、POPの言葉が目に入らなければこの風邪薬を購入することはなかったでしょう。なぜなら、どれにしたらいいのかわからなければ、テレビCMで有名な風邪薬を購入していたからです。
風邪薬のPOPに当たるのは、不動産広告ではキャッチコピーです。あなたが想定するターゲットに向けて、ターゲットが関心を持ちそうな言葉を投げかける。それがキャッチコピーです。たったひと言ですが、そのひと言で、家1軒が売れます。
もしあなたの不動産広告や販売図面にキャッチコピーがなければ今すぐキャッチコピーを追加しましょう。それだけで成約率は大きく変わります。お試しください。
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