あなたの物件が売れるかどうかは基本的には4つの力で決まります。それが、商品力、価格力、販売力、流通力。どんな商品を、いくらで、誰が、どんな経路で販売するか。
それぞれを強化することが売れ行きに大きく関わってくるのですが、商品や価格、販売については、ある程度関心を持っている人が多いのですが、流通に関してはほとんどの人が関心がありません。そのため、この部分が穴になっていることがよくあります。
流通経路というのは、ひとことで言えばどこで売るか?ということ。いくら素晴らしい商品を手頃な価格で提供しても、実際にその商品が店頭に並んでいなければ購入されることはありません。そこで流通戦略では、ターゲットとするお客様の購買特性に応じた最適な流通網を築いていく必要があります。
たとえば、若者がターゲットであればコンビニが主要な流通網になるかもしれません。富裕層がターゲットであれば百貨店が効果的な流通網になるでしょう。ターゲットとするお客様の行動を分析して、最も接触が図れる流通網を整備することが売上アップにつながるのです。
建売住宅の場合であれば、物件情報が商品です。だから、建売住宅の購入を考えているお客様が立ち寄りそうな場所に物件情報を配置しておく。それが基本中のキホン。必要なお客様に必要な情報が届かない限り、あなたの物件は売れることはありません。
だとすれば、どこにあなたの物件情報を置くかというのは重要なポイントです。不動産会社1社だけにあなたの物件情報を提供するのがいいのか、なるべく多くの業者に物件情報を提供するのがいいのか、店頭を訪れた人だけに物件情報を提供したらいいのか、それともインターネットでも物件情報を提供したらいいのか、それをよく考えることです。
物件を購入しようとしているお客様は、どのような経路で物件情報を入手しているのかを徹底的に調べ、その入手経路に物件情報を配置しておくというのが売れる確率を上げる最も手っ取り早い方法。これが出来ているかいないかで、販売期間も、成約価格も大きく変わります。
それを多くの建売業者さんはわかっていません。そのため、売れない理由をすぐに価格や商品のせいにしてしまうのです。そして売れないとすぐに値下げをして、本来なら儲かるはずだった利益をドブに捨ててしまうのです。
大切なのは、お客様にすぐ気付いてもらえる場所にあなたの物件情報を置いておくこと。ありとあらゆる場所にあなたの物件情報を置いておくことです。それだけで売上は大きく変わります。見違えるほど変わります。お試しください。
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