住宅購入者の7〜8割は、半径1,5km〜2kmにいる。

不動産売却

不動産売却、鉄板の販売法則とは?

住宅を売るのはカンタン。
こんなことを言うと、苦労している人には叱られそうですが、

実は、ある法則を知っていると意外とカンタンかも・・・と思えるものです。
その法則とは、

住宅購入者の7〜8割は、半径1,5km〜2kmにいる。

というもの。不動産販売の世界では常識のひとつですが、意外と知らない人や知っていても活用していない人が多い貴重な法則です。この法則は、現場から離れれば離れるほど購入する人のいる確率は低くなり、半径2kmを過ぎると購入する人はほとんどいなくなるというものです。(もちろん、例外はあります)

つまり、近所に住んでいる人が一番購入する確率が高いということ。
これには思い当たる節のある人も多いことでしょう。

具体的な数字はわかなくても、なんとなくそれに近い経験はしているはず。
子どもの学区が同じなので購入した・・・、近所なので購入した・・・という買主さんはたくさんいます。

そんな不動産売却の常識のような法則でも現場では徹底されていないのも事実です。

ちょっと売れないとすぐに諦めてしまう・・・
すぐにこの法則を疑ってしまう・・・
そんなもったいない営業マンや分譲業者がたくさんいます。

信じきれないのはこの法則に基づいて徹底的に営業した経験がないからでしょう。
一度でもこの法則に基づいて徹底的に営業すれば、いかにこの法則が的を得ているか、いかに信用できる法則かわかるものです。実際、私も新人営業マンの頃にこの法則をもとに徹底的にしごかれたことがありますが、どこの現場にいってもこの法則が通用することを実感させられました。

そのため、営業の仕方はいつも同じ。
現場の近所から一軒一軒、しらみつぶしに訪問していくのです。
営業マンは自分の担当エリアの住宅地図を与えられ、すべての家を訪問もしくは電話営業することが義務づけられます。

当然、不在の家もたくさんあるのですが一定期間内にすべての家を訪問するか電話で営業しなければ帰してもらえないため深夜まで営業することも・・・よく苦情を受けたものです。ただ、そんな苦労のかいあってほとんどの現場がこの方法で完売していました。完売までの期間の差こそあれ、ほぼこの法則ですべての現場を売り切ってきた記憶があります。

だからこそ言えるのですが、売れていないとしたらこの法則が徹底されていないことが原因だと思います。ただ、私たちがやっていたような営業を展開するにはそれなりの人材も必要です。

では、人材がいない場合はどうするのか?

今ならポスティングという方法で対応できます。ポスティングとは、文字通りポストにチラシを投げ込む作業。全国にポスティング専門業者がありますから、そこに頼めばすぐにやってくれます。依頼の方法は簡単です。ポスティングして欲しいエリアを選びポスティング用のチラシを渡すだけ。

新築分譲住宅の場合は、一戸建てからの購入者はほとんどいないため、賃貸物件か分譲マンションに限定して依頼すれば費用も少なくて済みます。半径1,5km〜2kmといわずまずは半径500mぐらいからスタートしてはいかがですか?隠れていたお客様と新しい営業方法が見つかるかもしれませんよ。

 

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