最近、建売業者さんからホームページ制作について相談されることが増えました。
色んなホームページ制作業者から営業電話が掛かってくるせいか、徐々に関心が高まっているようです。今どき、ホームページは珍しくありませんが、建売業界ではホームページがないという業者さんも珍しくありません。ホームページはあっても、随分昔に適当につくったもの。ほとんど更新されていないというホームページもたくさんあります。
さほど、ホームページに関して重要性を感じていない建売業界。そのため、いざホームページをつくろうとすると、ホームページ制作業者からカモにされるケースも少なくありません。先日お会いしたある建売業者さんもそんなカモにされた業者さんのひとりでした。たまたま掛かってきた業者に依頼したところ、費用は250万円といわれたそうです。
前金で払って欲しいということでお支払いしたそうですが、原稿はすべて建売業者さんが用意することとなっていたため、文章を書くのが苦手なその業者さんは結局、途中で断念。250万円も支払って会社案内のようなホームページだけが残りました。
他にも、月々3万円であなたのホームページを制作しますという言葉に乗せられて契約したのはいいけれど、できあがってきたのはテンプレートのようなホームページ。コンテンツの文章はお客様で考えてくださいといわれ、こちらも文章が書けないため更新が滞りがち。それでも一生懸命書いていたのですが、全然効果がないので解約しようとしたら、5年のリース契約だから解約できないと言われたそうです。
月々3万円というのはリース金額であって実際には、3万円×12ヶ月×5年が本当の金額。総額はなんと180万円のホームページだったのです。結局、解約したくても解約できないためそのまま使用することに。かなり高い授業料を払うことになりました。
ホームページ制作業者といってもピンからキリまであります。
私たちが望むホームページ制作業者は、売上げに貢献できるホームページをつくってくれるところ。それ以外は必要ありません。しかし、現実には99%のホームページ制作業者はクライアントの売上げの上げ方を知りません。彼らは、見栄えのするカッコイイホームページはつくれても、売上げはつくれないのです。
そもそも、ホームページをつくる作業と売上げを上げる作業は別もの。
売上げを上げるホームページをつくるには、マーケティング(売れる仕組み)の知識が必要です。誰に、何を、どのように伝えるのが効果的かそれを考え、それを文章にし、わかりやすく伝えることが売れるホームページをつくるために最も必要なことです。その能力があるかないか、それを見極めることがホームページ制作業者を選ぶ際のポイントになります。
「文章はお客様で書いてください」は建売業者さんがマーケティングについて専門知識を持っている場合に通用する言葉。ほとんどの建売業者さんはそんな知識を持っていませんから、その台詞をいう段階でそのホームページ制作業者はダメ。あなたが期待するようなホームページはつくれません。
ホームページ制作業者に依頼する前にまずはあなたがどんなホームページが効果的かという知識を身につけましょう。ホームページで何を伝えることが売上げに直結するのか。それをあなたが理解することがホームページ制作業者を見極める目を養うことになるのです。
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