先日、ある本を読んでいたら脳について面白い記述がありました。
カエルの脳と人間の脳の違いについてです。
ウシガエルの脳は、重さ約24グラム。それに対して人間の脳は、その約60倍。脳の機能という点では、人間はカエルに対して相当優位です。
人間の脳のうち、意外なほど大きな部分が、目を使う能力と、見たものに対して行動を起こす能力です。見たばかりのものに対して素早く反応するには脳組織のうち、かなりの部分が必要となるそうです。
それほど見たものに対して行動を起こす能力が優れているにもかかわらず、人間はカエルのようにハエを舌で捕まえることはできません。
わずか24グラム、人間の脳の約60分の1しかないにもかかわらず、カエルは空を飛ぶハエを捕まえられますが、人間にはそれができません。
なぜカエルにはそんなことができるのか?ということですが、それはカエルが脳を最適化しているからです。実は、カエルは動きのないものはほとんど何も見えていません。つまり、カエルは環境における変化しか見ていないのです。
カエルの脳が得意なのは一つだけ。動く虫を求めて空を見張ること。周囲の動かない環境を無視して、新しいことだけに注意を集中することで、カエルはハエを捕えることにかけては人間よりもはるかに優れているのです。
実は、人間もカエルと同じように脳を最適化しています。
私たちが毎日受けとる情報は膨大です。それをすべて自分の脳で処理しようと思うと脳は膨大なエネルギーと時間を必要とします。
当然、それだけのエネルギーも処理する時間もありませんから、人間もカエルと同じように処理しないものを決めます。それが、変化しない情報です。私たちの脳は何よりもまず変化に気づくように最適化されています。つまり、新しいものには反応し、古いものには反応しないということです。
何が言いたいのかというと、
私たちがお客様に提供する情報も古くなってしまうと、無視されるということです。
例えば、販売図面。
レインズに登録していても更新されないと営業マンはその情報を無視するようになります。営業マンが見ているのは、新しい情報。レインズ上で変化のあった情報だけです。それ以外はそこに情報が存在しても見えていません。
もっと言えば、同じ情報でも販売図面自体を新しく作り直すことで、新しい情報のように見えるということです。セールスポイントを変える、写真を変える、キャッチコピーを変えるなど変化させるだけで同じ物件でも新しく見えるということです。
あなたの物件は、変化していますか?
市場に注目してもらうには変化が大切。変化し続けることで、注目度はアップし、成約率も高まります。お試しください。
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