売れる建売住宅をつくるために最も大切なこと、それはお客様の頭の中を知ることです。これから建売住宅を買う人の頭の中を覗き込んで、お客様が何に悩み、何を欲しているのかがわかれば、それを満たす物件をつくればすぐに売れます。
もしあなたの物件が思うように売れていないとしたら、それは、お客様の頭の中が見えていないということ。お客様の本当の気持ちがわかっていないということです。
もっとも、お客様の頭の中を理解するのは並大抵ではできません。一説によれば、あの天才「アインシュタイン」も当初興味を持っていたのは行動心理学、特に女性の行動心理だったと言います。
しかし、それをあきらめて、より簡単に理解できるもの「量子物理学」を選んだというのですから笑えます。それほど理解するのが難しいお客様の頭の中。だからといって理解しようとしなければビジネスは本当の意味で安定しません。
では、どうしたらお客様の頭の中が理解できるようになるのか?
一番いい方法は、お客様に聞くことです。
実際に購入した人に聞くことです。
なぜ、その物件を選んだのか?
数ある選択肢の中でなぜその物件だったのか?
その物件のどこが一番気に入っているのか?
どうしても外せない設備は何か?
不要だと思った設備はあるか? 等々
それを聞くしか、お客様の頭の中を理解する方法はありません。この基本中のキホンができていない建売業者さんがほとんどです。そのため、いつまで経ってもお客様の本当の気持ちがわからない。いい家をつくっているつもりなのに、売れない・・・という状況ができてしまうのです。
売るために大切なことは、いい家をつくることではありません。お客様の欲しい家をつくることです。そこを勘違いすると、独りよがりな家ができてしまいます。独りよがりな家とは、あなたの好きな家。あなたの自己満足の家です。
家を買うのはあくまでお客様。お客様の価値観とあなたの価値観は違います。そこを理解しないと売れる家はできません。そのためにも、引渡しが終わったお客様とコミュニケーションを取る習慣をつくりましょう。本音を聞き出せる機会を設けましょう。
これこそが生きた経験。
あなたの将来の財産です。
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