「広告を出しても反応がない・・・」仲介業者からよく聞く言葉です。
その原因は、次の4つのどれか。
・広告がつまらないので見る気がしない。
・そもそも誰も広告を見ていない。
・見ていたとしても、お客さんにならない人が見ている。
・お客さんになる人が見ていたとしても、タイミングじゃない。
広告については、上手い下手があるのである程度の勉強は必要です。しかし、どんなにポイントを押さえた素晴らしい広告でも一度で結果を出すのは難しいもの。それが広告です。
とりわけ、不動産のような高額な商品を売る場合は、広告規制もあり、思い通りの広告をつくることはできません。だから、広告は継続することが何より大切。そこをわかっていないと、どんなに素晴らしい広告をつくっても宝の持ち腐れ。結果は出ません。お客様は、自分に必要になった時にはじめてあなたの広告に気づくのです。
数ヶ月も同じ広告を出し続けていても、「初めて見た」と言われるのが広告。営業マンなら誰でも経験する「営業マンあるある」です。
広告用語のひとつに、「有効リーチ」という言葉があります。有効リーチとは、広告の効果が表れる、お客様の反応が現れるために広告と接触する回数のこと。
広告のメッセージが確実に受け止められるには、3〜10回の接触が必要と言われています。つまり、どんなに優秀な広告でも、最低3回は継続して広告しないと効果がないということ。ありきたりの広告なら10回広告してはじめてお客様にその物件の存在を知ってもらえるということです。
だから、やりすぎと言われるほどやって丁度。そうでない広告は、ほとんどお客様にメッセージは届いていないということです。もちろん、メッセージが届いたらそれで買ってもらえるのかというとそれも違います。
メッセージが届いて初めてお客様はあなたの物件の存在を認知するだけ。ここから更にお客様との関係づくりをしなければならないのです。それがわかっているかいないかで広告戦略の成否が決まります。
わかっているのは、大手不動産業者。
わかっていないのは、中小零細建売業者。
大切なことは、広告宣伝費を確保すること。販売価格がその分高くなってもいいから広告宣伝費を確保することです。広告宣伝費なしで売れるのは一時的なもの。継続して売れ続けるには広告宣伝費は必須です。コカコーラがなぜ今でも宣伝しているのか、その理由を考えてください。
値下げするより広告。
その理由が腑に落ちた時、あなたの会社は一気に飛躍しますよ。
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