もしあなたのビジネスが自分の満足いく結果を出していないとしたら、その最大の原因は、お客様の行動パターンや行動心理を理解していないことかもしれません。
お客様の行動パターンや行動心理を理解していれば常に先手が打てます。常に先手が打てれば、集客が容易になるだけでなく、あなたはお客様のよく理解者として認められるため、人間関係も築きやすくなります。
そのためには、何をしなければいけないのか?
答えは簡単。お客様に行動パターンや行動心理を聞くことです。正直、これさえできていればビジネスはすぐに安定するのですが、できていない会社がほとんど。とりわけ、建売業界ではこの重要性に気づいている会社は多くありません。
では、どうしたらいいか?
似た業界の調査結果を流用することです。具体的には、注文住宅業界。この業界は、建売業界の数倍も研究熱心。参考になるデータをたくさん持っています。
今日は、そんなデータの幾つかを披露しますので、参考にしてみてください。
1、住宅の建築を思い立ったのは誰か?
住宅の建築を思い立った人は「夫」が58%で、「妻」(28%)の2倍を超える水準。ただし、妻の親と同居している世帯では、「妻」が思い立つ割合が4割に達する 。
2、検討中のこだわりが強いのは誰か?
依頼先を検討する上で、各種条件に対するこだわりが強かった人は「妻」が64%で、「夫」(57%)を上回る。二世帯同居の場合は「母親」も2割強がこだわりを持つ。
3、最終的に依頼先を決定するのは誰か?
依頼先の最終決定者は「夫」が73%で突出している。「妻」が決定する割合は20%。
4、最もこだわったのは何か?
こだわった条件のトップは夫・妻ともに「間取り・プラン」(夫62%、妻64%)。「間取り・プラン」に次いでこだわりが強い条件は、夫は「耐震性の高さ」(59%)・「耐久性の高さ」(47%)などのハード系、妻は「家事のしやすさ」(55%)・「収納の充実」(50%)などのソフト系。
5、どうやって意見調整したのか?
家族の意見を調整する方法で最も多かったのは「とことん話しあった」が34%で最も多く、「実物や実例を直接見てもらって納得してもらった」が18%、「代替の提案をした」が16%で続く。検討時には46%が「1週間に2回以上」家族会議を開催している。
6、家族会議と満足度の関係は?
注文住宅の総合的な満足度は「たいへん満足」「満足」合わせて82%。検討時に開いた家族会議の回数が「1~2回」の場合、「たいへん満足」の割合は22%だが、「11回以上」になると39%にまで上昇する。
これが実際のお客様の行動パターン。あなたの予想通りだったでしょうか?もし違うなら、あなたのビジネスには改善の余地があるということ。まだまだ、売上は伸びるということです。参考にしてみてください。
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