あなたは読書が好きですか?読書というとなんだか優雅な感じがしますがビジネスマンの読書はそんな優雅さとは程遠いもの。むしろ格闘と言っても過言ではありません。
限られた時間内で目標を達成しなければいけないのがビジネスマン。だから、わからないことや、知らないことの対策を見つけるのが読書の役割。つまり、解決策を探すの読書の目的です。そのため、ビジネス読書の達人は本を最初から最後まで読むようなことはしません。
まずは自分の求めている部分だけを拾い読みして、使える情報があるかないかを吟味します。そして、必要であれば関連する部分を読むというのがビジネス読書。だから、同じようなテーマの本を数冊買い込んで一気読みするのがパターンです。そう、ビジネスマンの読書は本を読むことが目的ではありません。ビジネスマンの読書は本を利用することが目的です。本に書かれていることを実際のビジネスでやってみてはじめて本を読んだ価値があるのです。
そうでなければ、読書は単なる自己満足の世界。どれだけ素晴らしいことが書かれていても、感動するのはその一瞬だけ。1週間もすれば素晴らしい本も本棚の肥やしになるだけで、何が書かれていたか思い出すことすらできなくなっています。
だから、本は読んではいけない。本は利用しなければいけないのです。実際、読書に限らず、様々なセミナーや私たちのコンサルティングでも結果を出す人は、行動する人。セミナーやコンサルティングの内容に感心するだけの人は結果は出せません。
私の知り合いの工務店の社長は、セミナーでも「ピン!」ときたところがあると、セミナー途中でも帰ってしまいます。有名な社長なので周りも気にしませんが、その社長が途中退席する時は、セミナーの内容がいい証拠。講師も、周りのセミナー参加者も雰囲気が悪くなるどころか、これはいいセミナーだぞと逆に活気が生まれます。
そしてその社長はセミナーで言われた通りに実行します。そこに自分流というオリジナルはありません。セミナーで言われた通り。一言一句間違わないようなレベルでそのまま実行します。
自分流の改良を加えるのは、ある程度の実績ができてから。それまでは頑なに教えられた通りのことを繰り返し繰り返し実行します。だから、他社を圧倒する成果が生まれるのです。
読書も同じ。まずは本に書かれていることをそのまま実行してみる。そして、本に書かれているレベルまで成果を出してみる。それを繰り返せば、ライバルを圧倒する実力がすぐに身につきます。お試しください。
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