不動産会社経営「もうはまだなり、まだはもうなり」

不動産会社経営

不動産会社経営「もうはまだなり、まだはもうなり」

ビジネスとは不思議なもので、努力をしたからといってすぐに報われるものではありません。逆に、努力をしなくてもブームに乗ればそれなりに稼げるものです。

私のクライアントさんにも明暗が分かれているクライアントさんがいます。一生懸命やっているんだけど、なかなか成果が現れない業者さんと、努力らしい努力はしていないけど、ガンガン儲かっている業者さん。

一見すると、ガンガン儲かっている業者さんの方がいいように見えますが、そこがまたビジネスの面白いところ。長期的な視点で見ると、どちらがいいかはまだ判断できません。

今、儲かっている業者さんは、たまたま仕入れがうまくいっただけかもしれません。
建売住宅ではなく、アパートの方が儲かっているのかもしれません。

実際のところ、建売住宅がガンガン売れているというところは少なく、儲かっているという会社はアパートを主流にしているところが多いのも事実です。つまり、ブームにうまく乗っているところが儲かっている可能性は高い。

ブームに乗ること自体は悪いことではありません。それによって資金繰りが良くなればいいことですし、経営が安定すれば落ち着いて仕事ができます。

ただ問題は、ブームは去るということです。
そしてその見極めは、ブームを発見すること以上に難しいということです。

だから、ブームに乗っているうちにブームが去ってもやっていけるノウハウを確立することが大切。アパートを売っているなら、アパートブームが去っても、売り切るノウハウや、アパートブームに左右されない商品を開発すること。

これが、ブームに乗っている間にやるべきことです。これができないと、ブームで稼いだお金はすべてなくなるというのがパターン。プラスマイナスゼロならまだいい方で、それ以上の損失を被って倒産なんて会社も過去にはたくさんありました。

あなたは「たまごっち」というゲームをご存知ですか?

プラスチック製の携帯できるペット育成ゲームで、昔、大人気になりました。私も子供のために並んで購入した経験がありますが、あの大人気になった携帯ゲームも実は、最終的には大赤字。ブームの終わりを予測できず、250万個を大増産した途端にブーム終了。60億円の特別損失を計上して経営に大きなダメージを与えることになったのです。

何度も言うようですが、大切なのは、ブームが去ってもやっていけるだけのノウハウがあるかどうか。もしノウハウがないなら、引き際が大切。まだいける、という時期こそが引き際ですよ。

 

 

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