建売業者さんによくある勘違いのひとつに、レインズやアットホームで情報を公開すれば、物件情報はすべての不動産業者に伝わる、という勘違いがあります。
これはまさに、勘違い。情報を掲載することと、相手がその情報を認識することは全く違います。つまり、この物件良さそうだな、今度あのお客様に紹介してみよう!と思ってもらってはじめて情報が届いたということです。そうでなければ、情報は掲載されていても見えていないのと同じ。意識されていなければ掲載されていないも同じです。
実際、現代人が得ている情報のうち頭に入っている情報は、与えられた情報の、0.004%。ほとんどの情報が目に入ってきても頭の中では認識されていないということです。だから、レインズやアットホームに情報を流しただけでは不十分。その情報を確実に仲介会社の営業マンに伝える必要があります。
では、どうすればいいのか?
いくつか方法があるので簡単に説明しましょう。
ひとつめは、販売図面を強化すること。強化の仕方はいろいろありますがひと目で物件の魅力が伝わるよう写真やキャッチコピーを使うことです。(売れる販売図面サービスはこちら)
2つ目は、物件写真を登録すること。レインズの場合は、写真を登録すると写真が登録されているという青いマークが付きます。営業マンによっては写真のある物件から見るという人もいるので、写真を掲載する方がより見られる確率は上がります。もちろん、写真はキレイに撮ること。汚い写真では印象が悪くなってしまい逆効果です。
3つ目は、2週間に1度、再登録すること。レインズは登録から2週間を経過すると再登録できます。再登録すると日報にも掲載されるので営業マンの目に留まりやすくなります。
4つ目は、近隣の不動産業者へDMを送ること。DMで一番手っ取り早い方法は、あいさつ文を書いて販売図面と一緒に近隣の不動産業者へ郵送で送ることです。担当者がわかれば担当者宛に、担当者がわからなければ代表宛に送ること。FAXでもしないよりはマシですが、写真が真っ黒になってしまうため物件の魅力が十分に伝わりません。より効果的なのは、カラー印刷されたキレイな販売図面を送ること。郵送で物件情報を送る業者はほとんどありませんから目立ちます。
そして5つ目は、これらの作業を繰り返し行うこと。再登録にしろ、DMにしろ一度や二度やっただけで結果がでるほど甘くはありません。何度も繰り返しやることで認知され成約する確率が高まります。
大切なことは、これらの作業を習慣化すること。日常業務にすることです。それだけで成約率は今の何倍にも上がります。お試しください。
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