できることなら完成前。悪くても完成後1ヶ月以内。それくらいで売れるとうれしいのが建売住宅です。しかし、現実は甘くない。完成後、1ヶ月、2ヶ月売れないのは当たり前。なかには半年、1年も売れない物件もあります。
そんなとき売主が考えるのは、売れない理由。たいていは、場所が悪い、日当りが悪い、環境が悪い、間取りが悪い、等々 物件が悪いという結論に向かっていきます。その結果、値下げしか方法がない、ということで値下げに踏み切るのですが、実は、これが大間違い。実は、最大の理由は物件ではありません。
もちろん、建物や環境、価格も売れない理由のひとつではあります。ただ、値下げ前に最初に疑わなければならないのはちゃんと広告されているか、という点です。そもそもどんなにいい物件でも、お客様にその情報が伝わらなければ売れません。自社販売をしていない建売業者なら仲介業者から見込み客にあなたの建売住宅を紹介してもらわなければ売れないのです。当然、レインズやアットホームなどには登録していることでしょう。しかし、レインズやアットホームに登録する、されていることと、その登録情報がお客様に伝わっているかということは、別です。
あなたの建売住宅がどれだけ紹介されているかを調べる簡単な方法があります。
それが、レインズの引合件数(図面)というところ。自社登録物件一覧のなかにその項目がありますから、ぜひご覧になってみてください。登録されてから現在までどれだけ図面がダウンロードされたかが、ひとめでわかります。
もちろん、これは仲介業者が図面をダウンロードした数で、それがすべてお客様に紹介されたわけではありません。はじめて見るとその数の少なさにビックリするはずです。通常、仲介業者の見込み客で今すぐ購入するというお客様は、100件中1人程度。その1人が運良くあなたの物件を気に入れば購入してもらえますが、気に入らなければ、さらに100件の見込み客に紹介してもらわなければならないということです。
大切なことは、あなたの情報がひとりでも多くの見込み客に伝わること。だからこそ、告知、広告が必要なのです。あなたの物件情報は、確実に家を買おうと思っている人に届いていますか?もう一度、よーく考えてみてはいかがですか。
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