(株)LIXIL住宅研究所が、「住まいの購入」「住まいのリスク回避」に関する調査結果を発表しました。
今後一戸建てを建てたいと思っている人2,197人に「重視する土地の条件」について尋ねたところ、67.8%の人が「交通や商店へのアクセス、通勤・通学などで利便性の高い土地」と回答。続いて「地震による液状化や地盤沈下のない硬い地盤の土地」が52.8%、「大規模延焼や洪水、がけ崩れなどのリスクが少ない土地」が51.8%となりました。
また、将来一戸建てに住むことを希望している3,616人に「重視する条件」を聞いたところ、「耐震性が高い」が55.3%、「省エネ面で優れている」が52.0%、「庭や駐車スペースなどが十分確保できる」が50.7%となっています。
どれも、特別予想外という結果ではありませんが、最近のお客様の傾向を知る上では重要なデータです。自社の物件で当てはまる部分があれば、アピールすべきでしょう。
多くの建売業者さんは、広告づくりを仲介業者任せにしています。それはそれで業界の慣習だったのですが、それが正しい慣習かというと私は違うのではないかと思っています。
なぜなら、売主の想いが正しく広告に反映されていないからです。本来、広告をつくろうと思うと売主がなぜその物件をつくろうとしたのかという「想い」までヒアリングしないといい広告はつくれません。
例えば、上記のような調査結果もそうです。最近のお客様は、耐震性を重視しているお客様が多い(調査結果では1位)ということをアピールして、そんなお客様の不安を解消するためにこの物件ではこんな対策をしている、他社はこの程度しか耐震対策していないが、この物件ではここまでやっている、ということをアピールすることではじめて物件の差別化ができるからです。
もちろん、仲介業者がそこまでやってくれればいいのですが、現実はそこまでの知識もありませんし、労力を払ってくれる業者もありません。だとすれば、それをすべきは売主。自社の魅力を一番知っているのは売主なのですから、売主が広告をつくるべきなのです。
たかが広告、されど広告です。反響1本で会社の運命も変わります。そろそろ真剣に広告づくりに取り組んではいかがですか。飛躍できますよ。
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