これからの建売業者にとって最も必要な能力それは、セールス力です。
もしあなたが儲かる建売会社を作りたいのなら、技術力より、企画力より、まずセースル力を磨くこと。これが鍵になります。多くの建売業者さんは意外に思うことでしょう。不愉快な気分になる人もいるかもしれません。しかし、残念ながらこれは真実。売上を伸ばすエンジンになるのはセールス力なのです。
もちろん、いい家を建てるための技術は必要ですし、商品企画も大切です。しかし、大抵の建売業者さんはそこそこの技術力はすでに持っていますし、商品企画もべらぼうに悪いという物件は滅多に見かけません。つまり、技術力や企画力はどこの会社もすでにそこそこのレベルにあるということ。その分野では、他社と差別化するのは困難だということです。
実際、売れた商品企画はすぐに真似されますし、技術力がなければある会社を利用すればいいだけです。極端な話が、自社でできなければアウトソーシングすれば済みます。そうなると鍵を握るのがセールス力です。エンドユーザーにセールスする力と仲介業者にセールルする力。この2つの力が強い建売業者ほど売上は伸びることになります。
セールス力とは、簡単に言えば「買ってください」という力。どんなにいい商品でも、どんなに安い商品でも黙っていては売れません。お客さんなり、仲介業者なりに「いい商品があるので買ってもらえませんか?」と言わない限り売れません。それができていない人が多いのが現在の建売業界です。
いい家を建てているのに、いい技術を持っているのに売れていない建売業者さんがたくさんいます。それらの業者さんと売れている建売業者さんとの違いは、セースルをしているかしていないかの違いだけ。だから営業力の強い販売組織を持っている建売業者は売れるのです。
大切なことは、商品はセールスしなければ売れないということ。商売はとてもシンプルです。ただ、セールスという言葉を聞くと、しつこい売込みのようなイメージを抱く人がいますが、それだけがセールスではありません。むしろ、しつこい売込みを感じさせないようにセールスするのがこれからは大事。それが今後の差別化ポイントです。
あなたの会社はちゃんとセールスできていますか?もしセールスできていないのなら、拙いやり方でも構わないのでお客様なり仲介業者にセールスしてみましょう。それだけで売上は変わります。お試しください。
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