これでもパワービルダーと闘いますか?

不動産会社経営

これでもパワービルダーと闘いますか?

先日、ある建売会社の社長さんにこんな質問をされました。それは「建売業界の将来はどうですか?」という質問。質問されたご本人は、「明るいですよ」「まだまだ大丈夫ですよ」という答えを期待していたようですが、残念ながらそれは難しいと思います。

一般的に考えれば業界全体としては縮小傾向にあるでしょう。しかし、一部の業者さんに取っては、明るい未来が待っています。業界全体としては暗いのに、一部の業者にとっては明るいというのは、別の言い方をすれば、二極化するということ。強いところはより強く、弱いところは淘汰されるのがこれからの建売業界だと言えるでしょう。

まあ、残るのはパワービルダーと
アンチパワービルダー。

低価格帯はパワービルダーが抑えることになるでしょうから、パワービルダーがやらない価格帯を抑えられるかどうか。そこが勝負の要となってきます。

この話は以前から何度も言ってはいるのですが、まだまだ浸透していないのが現実。中小の建売業者さんは、とっととパワービルダーと競合しない分野で戦う準備をすべきなのですが、なかなか抜け出せないようです。

先日、元パワービルダーにいた方とお話をする機会がありました。その方がいたパワービルダーは、パワービルダーのなかでも比較的高級な建物をつくっていたそうですが、それでも価格は29坪の2階建てで830万円だったと言います。外構費用が50万円だと言いますから、全部で880万円。この価格で家1棟建ててしまうそうです。(ちなみに3階建ては200万円アップの1,080万)

それでもこれはパワービルダーの中では高級な部類の会社の話。最安値のパワービルダーに至っては690万円で建ててしまうと言いますから空いた口がふさがりません。要するに、中小の建売業者さんはパワービルダーには勝てないということ。潔く白旗を上げるほうが懸命だということです。

では、中小建売業者はどうしたらいいのか?

パワービルダーとは違うポジションを見つけることです。世の中にはパワービルダーの家は大嫌いという人もたくさんいます。そんな人に対して違う選択肢を与えることです。パワービルダーの物件では得られない何か、パワービルダーの物件では得られない価値を提供するのです。

一番簡単な方法は、パワービルダーと真逆の戦略を取ること。パワービルダーが工業製品のような家を提供するなら、手作りのような手間暇をかけた家を提供することです。

ポイントは、真逆。パワービルダーの家の特徴を洗い出して、それと反対の物や考え方で家を作ることです。今ならこのポジションはガラガラです。ライバルがパワービルダーと同じポジションで戦っている今こそチャンスです。

そろそろ現実を受け止めて真剣に将来について考えてみてはいかがですか?
お手伝いしますよ。

 

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