売れないと悩む人の多くは、いい商品をつくればお客様は殺到すると信じています。要するに、売れない理由は商品にあるということなのですが、残念ながら、どんなにいい商品をつくってもそれだけでは売れません。
理由は、明らかです。お客様には商品の良さが外から見ているだけではわからないからです。そして、その傾向は高額な商品になればなるほど強くなります。
では、どうしたらもっとあなたの商品を売りやすくできるでしょうか?
一番簡単な方法は、あなたが権威者になることです。
住宅のように高額な商品は、購買頻度が高くありません。一生に一度か二度というのが精一杯。最近では買い替えも簡単ではありませんから一生に一度という人も少なくありません。つまり、住宅を購入する人は圧倒的に購買経験が不足しているということです。
日用品や食品のように購買頻度が高い商品は誰でも自然に商品の良さを判断できるようになります。毎日のように購入していればどれがいいか悪いか、どれが高いか安いか、は経験的に判断できるようになります。
それに対して、購買頻度の低い商品はどれがいいか悪いか、どれが安いか高いかわかりません。購入した経験がないわけですから当然といえば当然。誰かに頼るしかありません。
しかし、これも大変。インターネットが普及した今、以前より情報が氾濫しているためどれが自分にとって有益な情報なのか判断に迷ってしまうからです。そこで重要になってくるのが情報の信頼性です。
商品がいいか悪いかの前に、誰が勧めているのかということ。
信用できる人が勧める商品であれば、自分であれこれ迷わず購入できるからです。
その典型がテレビ番組で紹介された商品。バナナがダイエットに効果的だと検証されたテレビ番組の後にはスーパーのバナナが売り切れになりますし、有名な芸能人がこれでダイエットに成功したといえば、その商品が大ヒットします。要するに、誰が勧めるのかが重要だということです。
これを私たちの仕事に置き換えると、あなたがどれだけ信用できる人物かということを証明することが、最も手っ取り早い売り上げを上げる方法です。
そこで必要になってくるのがあなたの経歴や過去の取り扱い実績です。それを全面に打ち出すことであなたの信頼性、専門性が高まりお客様の信頼を得ることができます。
大切なことは、商品ではありません。
誰が勧めるか。情報過多の時代ほど、高額な商品の販売ほど、この傾向は強まります。お試しください。
この記事へのコメントはありません。