イマドキの不動産の探し方。

不動産マーケティング

実例に学ぶ、イマドキ若夫婦の不動産の探し方。

「次女が、家を買うことになりまして。どうしてもお父さんに見てほしいっていうもんだから、急遽、見に行ったんです。いやぁ、田舎の建売りも捨てたもんじゃないですね。いい勉強になりました。」

と、にこやかに話す社長。お嬢さんに頼りにされたのがよほど嬉しかったのでしょう。この日は上機嫌でした。地方に暮らすお嬢さんが家を買うという話は、以前からあったそうです。ご主人の仕事の関係で地方都市に暮らすようになったお嬢さん。長男が小学校に上がるのを機に、地方での家の購入を決めたそうです。

最初は、注文住宅を希望していたのですが地方といえど、県庁所在地。結局、予算が合わず、途中で断念。建売住宅に方向転換したのです。もともと実家が建売業者なので建売住宅に対する抵抗はありませんでした。ただ、どうやって選んだらいいのかわからない。

そこでお父さんに相談。取りあえず、大手の不動産会社に相談してみろというアドバイスをもらったのでした。アドバイスを聞いて、娘夫婦は大手不動産会社を訪問。希望を伝えました。最初は、色々と資料を送ってきた大手の営業マンだったのですが、少し条件が厳しすぎたのか、次第に資料も届かなくなったそうです。

そんなこんなで、数ヶ月が過ぎた頃。インターネットの不動産情報サイト(SUUMO)を見ていたお嬢さんの目にある物件が飛び込んできました。それが、今回購入することになった物件です。写真や動画も掲載されておりネットで見る限り、良さそうな物件です。そこで、実物を見るため週末に現地訪問。二人ともすっかり気に入ったそうです。

ただ、初めての大きな買物。若い二人には物件の善し悪しの判断がつかないため、急遽、建売業者であるお父さんに電話。翌日、さっそく見に来てもらったそうです。

ここで参考になるのは、不動産の探し方です。
建売業者のお父さんは、大手不動産会社を推奨。しかし、大手不動産会社は熱心には対応してくれない。そこで娘は自力でインターネットで情報収集。見事、希望する物件を見つけたのでした。ポイントは、建売業者の娘ですらインターネットを利用していること。

まあ、これが今時の一般的な不動産購入のパターンです。建売業者の娘さんに限ったことではありません。つまり、建売業者が自社の物件を早く売りたい場合は、このパターンで情報提供することが大切だということです。消費者が情報収集するパターンに合わせて情報を流さない限り、消費者がその物件に巡り合うことはありません。

ちなみに、この建売業者さん(お父さん)は、インターネットやチラシなどの広告掲載は一切禁止の業者さん。情報も知り合いの不動産会社に流すだけという昔ながらのスタイルです。今回の娘さんの住宅購入を機に古いスタイルを変えられるといいのですが・・・

 

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